『なるべく解り易く、遠近を解説してメガネ先進国並に普及させたい』第3集

2025/01/07

つづき
6,遠近の効用年数について
記載した通り
遠近の構造上、遠方から近方へグラデーションになっており
そのレンズ面を通る視線の位置によって度数が変わります
ぴったり30cmに合わせると
個体人差はありますが老化現象により
5年で10cm焦点距離が離れます
つまり
50歳で30cmに合わせたメガネは
55歳で40cmに合うメガネとなります
正しい状態で使用していると
眼に負担は限りなく軽減しますから
改善することはあっても悪化することは考えられません
変わる際の主な原因として
最たるものは疾病
使用法の間違い
(30cmに合わせたメガネなのに40cmや20cmで使っていて眼がそれに合わせようと変調をきたしてしまた)
などが挙げられると同時に
フレームが正しい状態ではない
つまりフレームが合ってないということがあります
たまにある、というレベルではなくほぼこれでしょう
レンズ度数は計算式で導き出されています
焦点距離が違うと度数が変わることは記載していますが
それは
レンズ面と眼球の頂点間も含まれています
レンズそのものが正しくても
フレームが正しく位置付けられていないと
正しい度数にはなりません
日本人であれば頂点間距離は1cm2mm
また、レンズは湾曲しているので面は垂直ではなく傾斜しています
人間の骨格も左右対称ではないので左右で距離も違います
もちろん左右の耳の高さも違いますし
人によって鼻の高さ広さ、頬の具合も違うので
合わすことが必須となります
生活スタイルによって背骨、首、顔の傾きも違ったりするので
それも合わさないといけません
一箇所ズレるだけで1〜2段階変わることもあるので
購入したままのメガネは
他人のメガネと大して違わない場合もあるということです
これらの状況が正しく持続し保持しているのであれば
効用年数は5年と言えます
が、環境によっては10cm離れるだけですので使えないわけではありません
さすがに20cmは致命的なので15年は難しい
と言えます
ゆえに
耐用年数は10年と導き出されます
※再度言いますが、疾病は関与するところではありません
このことから
メガネフレームは通常使用で10年〜20年
耐えられるものであることが求められます
当店の取り扱いフレームはそれを見越して
品質の良いものを厳選していますし
見極めるために眼を養い、またその知識と技術を備えています
実際、店主のメガネは20年使っています
安くなった現在のメガネは品質が激減しており
こういった微細な調整に耐えられず
工程も省かれているので経年劣化が激しく
また素人デザイナーが増えたせいで構造欠陥も気づかないまま
売り出されていることが多いです
このことから
日本市場にあるメガネのほとんどは
2〜3年しか持ちません
格安店なんかのメガネは
もっと酷くてナイロンで作られているので
調整する機能すら備えておらず
もはやメガネの機能すら失っています
現物自体は度数が合っていたとしても
数mm曲がっていたり、角度が合っていない、
レンズが離れている近過ぎているというような状態だと
度数が変わり、合っていないメガネに早変わりです
メンテナンスしない、できない店で購入しても同じです
ネットで購入すると良くないのはこのためです
また、微細な調整ができるか否かは
素人には決して判別できません
品質は溶接がどうとかデザインがどうとか以前にメガネの基礎機能が備わってるかが基本です
そのようなメガネは他店で見たことがありません
有名かどうか、売れてるかどうか
それだけのもので溢れています
5年で30,000円のメガネは5年で1日16円
10年で50,000円は1日13円
5年間、10年間快適な生活がうみだされます
時間で言うと16円13円で16時間の快適が得られるんです
それは本当に高いですか?
費用対効果でメガネに優るものはないと言って過言ではないです
すぐ壊れる、度数が変わると思っているのは
粗悪な店、粗悪な品を選んでるからではないですか?
金銭払って毒を摂取してるようなものです
海外一般では
遠近普及率は6割
日本は3割
メンテナンスなどの水が問題なんでしょうけど
コンタクト普及率は海外2割日本8割だそう
メガネの市場規模も日本の倍以上ある国が多いわけで
早く害悪を淘汰してメガネ先進国になりたいものですね
その前の話
『なるべく解り易く、遠近を解説してメガネ先進国並に普及させたい』最前提の話
『なるべく解り易く、遠近を解説してメガネ先進国並に普及させたい』第1集
『なるべく解り易く、遠近を解説してメガネ先進国並に普及させたい』第2集