メガネの価格の内訳の話

2021/01/07

ある工場は
Aという商品とBという商品を作っています
AはあるブランドA’から発注されて作っています
Bは工場のオリジナルブランドとして
この時点で
AとBは作り手が同じことが解りますよね
そして
AとBで品質に変わりがないことが解ります
オリジナルのパーツ、独自のパーツの採用がない限り
作り方やデザインコストなど違いはほぼないでしょう
AはA’の商品ですから
他社他店に卸す際に利益を出さなければなりません
かつ
発注した原価を回収するのは当たり前の話
製造するに当たって
一本5000円かかったとします
工場は利益を出さないと潰れますから
一本3000円利益を乗せました
工場から直接買えば8000円です
A’は8000円で仕入れます
A’は利益を乗せないと潰れますから
一本3000円利益を乗せました
A’から直接買えば11000円です
お店はA’から買った商品で赤字を出すわけにはいきませんから
利益を乗せます
経費人件費諸々
安売り店も高級店も率はほぼ同じ
だいたい7がけ
33000円です
では
工場を探しだしそこから買っていれば?
そう
24000円です
人間は
無名なものより有名なものに
安心感を求めます
それが
ライセンス商材です
モノの価値や品質は金額に依らず
付加価値というものでできています
10000円のモノはどうでしょう
先ほど言ったように
経費人件費諸々考えると
どこも7がけと言いました
10000円のメガネは
原価が3000円以下ということです
付加価値が左右しますから
付加がかかっていない商品は
そんなに売れません
ですので
付加をかけます
広告などカンフルを打ちます
するとどうでしょう
7がけでは経費がかかりすぎています
つまり
品質を下げ、機構を減らし、手間を減らして
経費を下げるかもっと安い原価にしなければいけません
もっと言えば両方
10000円のメガネは
原価2000円が妥当ということになります
しかしながら
実はこのケースは超優良企業であった場合の話
ある格安店の商品を
工場から紹介されたことがあります
一本200円
10本で150円にするよ
100本なら100円で良いよ
格安店では100円以下ということでしょう
それを
6000円だの10000円だのと
そんなボッタクリできねぇな
と思いますよね
かの国では
同じ商品が2000円3000円
で売られています
個人輸入もしてますので
ある程度知ってますが
送料は一箱5000円ほどでしょう
行かないかもしれません
一本当たり50円ほどの負担
さて
安売り店のメガネは安いんでしょうか?
一度頭を働かせてみましょう
適正か適正でないか
ちゃんとした『仕事』をしている人には
ご理解頂けるでしょう