メガネは出会いモノという話
2021/01/07
その一本が一型100程度
生地の色の入り方が
それぞれ特徴が違ったりするわけですよ
特にちゃんとしたメガネなら
作り方やフィッティング、ポジショニングも
一本一本違うわけで
それだけでも世界で一本しかないメガネに
なっちゃうわけ
一つのお店でたった一本見つける
数ある街の店の中で一本
無数の国の中の店で一本
真剣に選んで当然
時間がかかって選んで当然
店員に相談して選んで当然
言うて
年に何本、シーズンごとに何本ってな
作るもんでもなし
果てはちょっと前までは
一生大事にするってなモノ
本質は使い捨てじゃあ
ありゃしません
仕事、プライベート、バケーション
生活に切っても切れない装用品
もっと言ってしまえば
全てに影響与える日用品
義肢義足義手にも準ずる医療器具
伝統の作り手ってのは
モノだけのものかい?
違いますわな?
インスタントでその日中に何分完成
それで良いもの買った
合っているもの買ったと言えるかい?
病院行って
ろくに診察しないで
『頭痛ですね、じゃバファリン出しましょう』
それで
治療されたと思えるのかい?
メガネではそれが何にも思われてないのが
不思議でならんわけですよ