「眼」は口ほどにモノを言うという話

2021/01/07

優れたクリエイターや作家
情報発信者は
自分自身をも作品として
生み出すモノを印象付けるわけです
人前に立つに当たって
おおよそ華やかではない
黒ブチ、茶色のフレーム
自分からは見えないからと言って
見られること、見る、観測するということに
感度が高い
とは到底なりません
ましてや
見るからにチープな安物メガネは
自身の存在感そのものを安く見せ
作品としても大した性能もない
見せるべきものを見せない
見るべきものを見ない
そういうイメージにさせます
丸メガネに至っては
滑稽な印象やファニー、感性とは程遠い
印象を持たせますので
公に出た場合
真面目にコトを運ぶ気がない
『こんなものはジョークだよ』
という意味合いを持ちます
例えるなら
『娘の結婚申し込みの御挨拶に
黒い丸メガネ、ブラックスーツ、
黒タイにボタンを緩めて』
という出で立ちで来たら
どうよ?
てな感じです
個性派アーティストで
白と黒の陰影を形作る
そういう人なら良いかもしれませんが
完全に
調和や『和』から外れた邪道の装い
自我が強烈で
円滑な関係を結べるとは思われ兼ねません
デザインをするというのは
美しいと感じるものを形作ること
形作ることというのは世界を写すということ
機能や効果を形作ることがデザインすること
それでいて
作り手がなんの面白味もなく
作品を見る
それで
その後の伸び代やワクワクを感じれるでしょうか
メガネはその人そのもの感性そのもの
ファッション誌でメガネ専門は
一般でまず見たことがないでしょう?
何にも左右されず
知れる手段は店のみ
だからこそセンスが出ます
一番目立つ場所にありますし
『眼は口ほどにものを言う』
とも言いますし
見る機能は脳の機能ですから
『和』は丸ではありません
重なりあって積み重なって
いわば
混じり合うことです
黒は塗りつぶし
拒絶です
白は重なり
全ての複合
円の中に点があるのは何故認識できるのか
それは
点を見て認識できるのではなく
円の外を見て理解する
点は点のみで自ずから点ということを
認識しない
これが『和』です
禅とも言います