珍品レンズのお話②

2018/03/22

珍品レンズのお話

普及されたものよりも
専門性の高い専用品の方が
効果や使い勝手が良い
というのが世の常です

廃れて市場には出回っておらず
ふるぅ~~いお店の店主しか知らない
ということがあります

今回は珍品とまではいきませんが
アシストレンズのお話
自らちゃんと知ろうとしなければ
思い込みでい続けてしまうのがメガネの分野

いまだに
遠視近視のことを
遠くが見えないのが近視
近くが見えないのが遠視
と思い込みでいる困ったさんがいます

『私は遠視近視乱視がはいってるの~』
……そんな人間はいない!!
左右でミックスされてるならまだしも

簡単に言うと
近視は裸眼でピントが合う距離が近くの人
遠視は裸眼でピントが合う距離が頭の後ろにある人
(永遠にピントが合わないんですね)

なので遠視の人は『気合』と『根性』で
前に持ってきてます
この『気合』と『根性』を一般的に
『調節力』と呼びます

遠視の人が老眼が早い
と、言われるのは
普段から無駄に近視の人より調節しているので
早期発見となってるのですね

ですので
手元が見える見えない
で負担がかかってないとするのは早合点
知らずに消耗し
『気合』と『根性』をすり減らしているかもしれません
『調節力』は鍛えてはいけないのです
いかに調節力を使わないか!
これが老後の方が多い人生を
快適に生きるコツです

そこで知らずに消耗してしまう
『調節力』をサポートするのが
アシストレンズ

ピント調節の付加を軽減させ
調節分の度数と遠用度数を
マーブルさせてるのです
考え方は遠近両用レンズに似てますが
あくまでも調節力分のアシストなので
手元を見る用ではないということ

問題は
若い子たちにとって
老後の方が永いということを実感できずに
眼を労らないので
そんなに売れないということ……( ´△`)